大山へ②宿坊

大山は信仰の山（雨乞いの神）なので、麓の宿には元々宿坊の所がいくつか。
その一つ「東学坊」に泊まることに。

確か、お部屋にトイレがついている、という理由で選びました。
古い造りでしたが二間続きで広々して快適でした。


食事はお豆腐づくし。


使うお豆腐は全て自家製で、どれも美味しかったですが、
おからをポテトサラダ風にしたのがあっさりしてよかったです。
写真に残っていませんが湯葉もおいしかったわ。

夕食時、他のテーブルに二組のお客さんがいたので、今夜の宿泊は合わせて三組かな？
と思っていたら、二組は日帰りのお客さんでした。

なんと宿泊は我々のみ。
なので、露天風呂（男女分かれていない）を夜も朝も貸切にして使わせて頂きました。
これはラッキー。

大山は電車とバスを使って東京から日帰り登山が可能なので、
宿も、お風呂と食事のみで利用する人が多いのでしょう。

お客が少ないのだから当たり前ですが、スタッフも少なく、
食事を出してくださる方がお布団も敷いてくださるわけで、
夕食後に部屋に戻るとまだ敷いている最中で、むしろ敷いていただいて申し訳ないくらい。

アットホームで感じが良かったです。


温泉ではないのですが、宿泊棟と川を隔てたところにある露天風呂は、
天井がぜんぶ緑で覆われていて、とてもいいお風呂でした。





朝、お風呂から部屋に戻るために川の橋を渡っていたら、
かわいらしいおばあちゃまが声をかけてくださり、川沿いに咲くお花の説明をしてくださいました。
ねむの花が咲いているとか、今年は山百合が少なくて三つしか咲いていないだとか。
後で他のスタッフに伺ったら、おばあちゃまは大女将でした。

咲いた山百合の一本が玄関に生けてありました。